4月の頭『JR東海ツアーズのずらし旅』を利用して、滋賀県の大津市に桜を見に行って来た。桜の時期になると「そうだ、京都へ行こう」のコマーシャルじゃないけれど、なんとなく遠くの桜を見に行ってみたくなる。
旅の日程は1泊2日、もっとゆっくりできればいいんだけれど、仕事もあるし猫もいるので、まずは日常からちょっと離れて息抜きの旅。
いろいろなサイトを見たけれど、今回は『JR東海ツアーズのずらし旅』が一番お手頃だった。新幹線とホテルに選べるクーポンがついて35,180円なり。
大津市は初めて行ったけれど、京都から二駅とアクセスがとても良く、インバウンドのリッチな外国人でごった返すこともなく、桜の時期でも程よい混み具合でなかなかよかった。
まずは、ホテルに荷物を預け、お茶をしてから琵琶湖疏水(そすい)の桜を見に行くことにする。
体験クーポンは琵琶湖ホテルのケーキセット
ずらし旅についている体験クーポンは、琵琶湖ホテル(宿泊とは別のホテル)のカフェでケーキセットにした。無料で食べられるケーキだったので期待していなかったけれど、飲み物とケーキは好きなものを選べ、旬のいちごのケーキは甘酸っぱくてとても美味しかった。生クリームもさすがホテルのケーキ!といった感じでこれが無料だなんてなんだか得した気分。ショーケースに収まった色とりどりの美味しそうなケーキは700円くらいしていたような感じがする。

琵琶湖ホテル GoogleMap
こちらがカフェを利用した『琵琶湖ホテル』のGoogleMapです。大津駅から琵琶湖に向かい坂を下りきった辺りにあり、シャトルバスは運行していますが、身軽だったら歩けるくらいの位置にあります。
琵琶湖疏水(そすい)の桜
琵琶湖ホテルのロビーで地図をもらい歩いて琵琶湖疏水に向かうことにした。途中大津港から琵琶湖汽船が見え、クルーズ船に乗りたい気持ちをおさえつつ、しばらく歩きやっとたどり着いた。
朝、家を出発した時はまだ肌寒かったけれど(田舎なので朝が早い)、気温も上がり歩いたので汗ばむ陽気になってきた。琵琶湖疏水は人気のお花見スポットで、結婚式の写真撮影や、思い思いに桜を楽しむ人で賑わっています。初夏の日差しと桜の花は気持ちを浮きたたせてくれる。

今年は桜の時期に冷たい雨が降ったりと桜の開花がずれ込んだこともあり、ちょうど満開の桜を見ることができました。水路に沿っての桜並木が美しい。

花咲く春はウキウキする。桜が満開でした。

琵琶湖疏水の桜 GoogleMap
圓満院(えんまんいん)大津絵美術館
琵琶湖疏水から、もうひとつの桜の名所、三井寺(円城寺)の前を通り、圓満院(えんまんいん)の中にある『大津絵美術館』を見に行きました。大津絵は江戸時代の初期、東海道五十三次の大津の宿場で、旅人に縁起物として神仏画を描き売ったのが始まりだそうです。

お寺の庭はどこも手入れが行き届いていて気持ちがすーっと整う感じがする。

展示された大津絵はどれも愛嬌があってかわいらしさを感じる絵だった。その中に巻物に描かれた絵があったのだけれど、村人を賊が襲い狼藉の限りを尽くすような絵だった。「おもしろおかしい事だけじゃなくて、こんな悲しい事もあったのだよ。」と過去からのメッセージを受け取った気がした。

圓満院(えんまんいん)大津絵美術館 GoogleMap
入場券をお坊さんから受け取り、大津絵美術館の入口に顔出し看板があった。友達と写真を撮りあったけれど、わたしは何だかひどい顔の写真が撮れました。
信楽焼 狸の焼き物探し
タクシーを利用すれば良いのに、また歩いて大津駅に向かい、友達がどーしても買いたいというので信楽まで信楽焼のたぬきを探しに行くことにした。
信楽は大津駅から1時間16分、JR琵琶湖線に乗り、貴生川から信楽高原鉄道に乗り換える。NHKの連続テレビ小説『カーネーション』の舞台にもなった焼き物の里です。
1時間16分と言ってもすぐに電車が来るわけではないので、貴生川の駅で1時間近く待ち信楽に到着は午後5時。ほとんどのお店は5時に終わってしまうので、やっと見つけたお店で友達はたぬきを買っていた。ここまで来て買わずに帰るのはわたしに悪いと思ったのかな(笑)
駅にはずらりとたぬきが並び撮影スポットになっていた。

大津市の街中を散策している時も、沖縄でいうシーサーみたいに玄関先にたぬきを飾っているお宅が沢山あった。
信楽発17時47分の電車に乗り、行きのまだ明るい時間と違い真っ暗の中を信楽高原鉄道は走り、大津まで帰ってきました。
おなかもすいていたので大津駅に着いたらどこかで食事と思っていたけれど、ホテルのシャトルバスの最終の時刻もあるので、ちょうど到着したシャトルバスに飛び乗り本日の宿泊場所『びわ湖大津プリンスホテル』に帰ることにしました。
びわ湖大津プリンスホテルシャトルバス時刻表
シャトルバスはホテル利用者は無料で利用でき、30分間隔で運行しています。

びわ湖大津プリンスホテル GoogleMap
こちらが、今回のお宿『びわ湖大津プリンスホテル』のGoogleMapです。
一日目に食べたもの
大津に向かう京都行新幹線の中で駅弁 GRANSTAのオープンが8時だったので、『駅弁屋 祭』で買いました。わたしは押し寿司、柿の葉寿司、が大好きなので、押し寿司弁当。

夜は結局ホテルの中にあるコンビニで、トマト酸辣湯スープとサラダチキン、家から持参した玄米おにぎり。なんとも大人らしからぬ食事となりました。

おにぎりの向こうに友達の足を見ながら、旅は2日目に続く


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