バードウオッチングの穴場 白鳥の里 潮来(いたこ)大寒の朝 水辺の鳥たちのようす

大寒の朝、潮来市の北浦湖岸にある白鳥の里へ行って来ました。

ここは、白鳥をはじめ、いろいろな水鳥がとても近くで見られる隠れた人気スポットです。

初めて白鳥が飛来したのは、昭和56年に6羽、年を追うごとに増えていき、最近では300羽程にも飛来数が増えたそうです。

白鳥は朝と夕方、北浦湖岸に帰ってくると聞き、白鳥がまだ飛び立たないうちにと車を走らせました。北浦湖岸に辿り着くと沢山の鳥の声が聞こえます。あわてて車を停め、湖岸を見ると、何羽もの白鳥が湖面を静かに泳いでいるではないですか!

わたしのテンションも上がり、近くに寄ってもっと良く見てみたいと周りを見回すと、水辺に降りられる階段がありました。

階段を降りると、ものすごい数のオナガガモが、忙しそうに水辺のエサをついばんでいます。白鳥の里と言うよりは、わたしが訪れた時は「オナガガモの里」になっていました。

手を伸ばせば届くような距離に

オナガガモが沢山!

とてもかわいい

オナガガモの中に見える黒い鳥はオオバンでしょうか?

肝心の白鳥はというと、岸から離れた場所を悠々と泳いでいます。

空気も冷たく寒かったせいか葦の木陰(えさやり場より左手側)に隠れるようにじっとしています。中には成鳥になったばかりの、まだ羽がグレーがかった白鳥もいました。

物音に驚いて、一斉に飛び立ったかと思うと、何事もなかったかのように、また岸辺に戻ってきます。

自然の逞しさと美しさを感じた朝でした。

目次

エサを与える場合の注事項

北浦湖岸は野鳥のエサやりは禁止されていませんでしたが、エサやりの注事項が書かれた看板が立てられ、スナック菓子類などの加工食品は白鳥や野鳥の健康を害すので、与えないように書かれています。

エサ売り場はありませんので、エサをあげたい方は、お米や食パンを用意してお出かけください。

○エサはお米(他あいもみ、くず米)食パンのみ

○エサをあたえる場所は、この場所でお願いします。

○スナック菓子類などの加工食品は白鳥(野鳥)の健康を害します。あたえないでください。

命がけで長旅をして海を渡っていく鳥たち、本当は草の種子、葉、根や田んぼに残った稲穂、水草。自然界に生きる小魚や貝を食べているところに、そうではないものはあげてはいけないなと、改めて思いました。

大寒の朝は雲が多く朝の光がなかったので、暗い画像になりましたが、鳥たちは本当にかわいい、そして白鳥はとても優雅でした。

エサがなくとも、十分近くで見ることができましたが、エサをあげたら遠くの白鳥ももっと近くまで来てくれたかもしれません。

次回は天気のいい日に改めて、お米を持って会いに行きたいと思います。

北浦とは

琵琶湖についで日本第二位の湖、霞ヶ浦(湖面面積220平方キロ)を構成する茨城県にある湖が北浦です。霞ヶ浦の大部分は中心となる西浦(湖面面積172平方キロ)ですが、北浦は独立した湖で(湖面面積36平方キロ)と国内15位の大きさです。

元々は海跡湖(かいせきこ)なので海面標高も0メートル、水深7メートル、河口部の常陸川水門があるので淡水湖となっています。

白鳥の里 所在地

潮来市水原514 潮来市の北浦湖畔

東関東自動車道の終点 潮来ICより約15分

白鳥がみられる季節

11月下旬から3月上旬にかけ、300羽近くの白鳥が飛来し、朝、夕を中心に姿が見られます。

白鳥は日の出とともに目覚め、付近の田圃や水田に餌を求めて飛び立ちます。夕方まで採食し夕方になると白鳥の里に戻って来るそうです。

北浦でみられる主な鳥たち

こちらは白鳥の里の看板に書かれていました。オナガガモとオオバンが無いですね。

冬によくみられる鳥

  • オオハクチョウ
  • コハクチョウ
  • スズガモ
  • カンムリカイツブリ
  • ホシハジロ
  • キンクロハジロ

春によくみられる鳥

  • ユリカモメ
  • ゴイサギ
  • ハジロカイツブリ
  • コブハクチョウ

夏によくみられる鳥

  • カルガモ
  • カイツブリ
  • チョウサギ
  • アオサギ

秋によくみられる鳥

  • コサギ

駐車場

駐車場は北浦湖岸の道路脇に20台ほど停められます。

道路は車も通りますのではみ出さないように注意が必要です。

白鳥の里地図

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