一度行くと、またすぐに行きたくなるのが旅行!
友達と高知に行ってきました。旅慣れた友達が飛行機の手配から、ホテル、レンタカーまで何から何までコーディネートしてくれたので楽々です。今回はジェットスターを使い往復14,980円と格安でした。12時50分に成田空港を出発し、高知龍馬空港へは14時30分の到着です。
まず成田空港出発ロビーにて、友達のカバンからおもむろにおにぎりがでてきました!私の好きな、つやつやの黒い海苔、中の具は焼きたらこと梅干+昆布の佃煮。具が二つ一緒に入っているのは初めて食べたけど美味しい~。
本当に何から何まで面倒見のいい友達です。
桂浜と坂本龍馬像
9月とはいえ今年は残暑が厳しく、高知も例外ではありませんでした。桂浜を散策するだけで汗ばむワタシ。友達曰く若い女性は汗をかかないらしい(ほんと?笑)
坂本龍馬の銅像は想像よりとても大きく、並んで一緒に写真を撮ることはできないサイズの大きさです。台座の高さが8.2メートル、その上に立つ龍馬の像は5.3メートルあります。時間的にちょうど西日が差し全体的にシルエットだけの写真となりました。
桂浜の龍馬像は龍馬の功績を後世に伝えるために、高知の青年有志が募金活動を行い1928年に建てられたそうです。
桂浜の海は波打ち際がエメラルドグリーン少し深い場所はブルー、そして波は真っ白ととても美しかったです。思わず海に入りたい気持ちになりました。観光地なので海水浴禁止なのかなと思いましたが、砂浜は潮流が速いため遊泳は禁止のようです。
龍宮橋を渡り階段を登ると海津見神社があります。神社の正面から見た景色と階段の上から桂浜を見た景色。海がきれい。
坂本龍馬記念館は少し離れた場所にあり、ミュージアムショップで龍馬のTシャツが欲しかったのですが、ミュージアムショップだけのぞいて買い物はできないとの事だったので、時間が無い為今回は断念しました。
ひろめ市場でカツオのたたき!
高知と言ったら、やっぱりカツオのたたきでしょうと言う事で、レンタカーを借りる際に仕入れた情報を頼りに『ひろめ市場』に向かいました。ひろめ市場は高知城のすぐ近くにあり高知に来たなら必ず押さえておきたい人気の観光スポットです。
市場の中は和洋中いろいろな飲食店が入った屋台村になっています。ひときわ行列をなしている『やいろ亭』で『塩たたきと生ガツオ』の盛り合わせを頂きました。カツオなんてそんなに大差は無いはずと思った私がバカでした!
カツオのたたきにぱらっと塩を振っていただく塩たたきは、普段の醤油で食べるのとはまた違ってニンニクスライスがよく合います、何といっても生のカツオが絶品でした!肉厚でとろっと口の中で溶け、魚が苦手な人でもこれは美味しく食べられる!高知にお出かけの際はぜひぜひ召し上がってみてください。
高知城のライトアップ
ひろめ市場でカツオを堪能した後は、はらごなしにライトアップされた高知城を見てきました。白い光に照らされた夜の高知城は幻想的です。追手門をくぐり天守閣まで、なかなかの石段が続きます。高知城は瓦や壁の色が鷹の羽に似ているので「鷹城」とも呼ばれているそうです。
日本100名城に選定されており、四国八十八景の27番。
ライトアップされたお城を見に行かれる際は、石段につまずかないようにご注意くださいね。
高知名物 屋台餃子「安兵衛」で餃子を食べるべし
カツオを堪能し、高知城のライトアップを楽しんだ後は、高知名物屋台餃子に行って餃子をいただきました。
ホテルの方が親切に自転車を貸してくださって、地図で説明もしてくれたにもかかわらず、案の定迷いました。親切な地元高校生に道を聞きながら、やっと到着!高知で人気の屋台餃子『安兵衛』さん。
なんとお店はコインパーキングの敷地に建っている本当に屋台でした。地元サラリーマンらしきグループや観光客で満席です。
安兵衛さんは創業昭和45年!創業当時から引き継がれた手作りの味です。
『屋台と餃子とビールは高知の文化です』
餃子は小ぶりで揚げ焼きされていて、餡は細かく刻まれた野菜とお肉。キャッチフレーズ通りビールが合いそうです。さっきカツオを食べたばかりですが、ラーメンもオーダーしました。すっきりとした醤油味、カツオで出汁を取っているのかさっぱりとした美味しさです。ラーメンはなんと600円でした。餃子とラーメンでお財布にやさしいお値段合計で1,200円
高知大神宮とニワトリ
翌朝は、ホテルから歩いて1キロくらい、ひろめ市場の横にある、高知大神宮まで散策をしました。高知の街路樹は大きなヤシの木です。同じ日本でも違うものですね、一気に南国の雰囲気。
高知大神宮は神様の使いがニワトリです。境内の入り口にもニワトリの像。境内にも放し飼いのニワトリが歩いています。親鳥の後にひなが付いて歩く様子がとてもかわいらしいです。いつもエサをくれる神社の人と間違えたのか私たちのそばにちょこちょこと寄ってきます。
よく敷地の外に出ないものだと感心しました。
日本最古の文献『古事記』にて、天照皇大神が天岩屋戸に隠れ世界が暗闇に包まれたとき、八百万の神が天照皇大神を呼び戻そうとした逸話があります。
その中に「常世長鳴鳥(とこよのながなきどり)を集めて鳴かしめて・・・」という場面があることから
常世長鳴鳥の子孫と考えられるニワトリを天照皇大神の近くに待ちらす神社が多くあるそうです。ナルホド。
ニワトリの鳴き声は朝日を呼び出すものであり、天照皇大神(太陽)に付随する象徴『御眷属(ごけんぞく)』として扱われているそうです。
ニワトリの謎が解けました。
久礼大正町市場へ「シンマイ」をもとめて
「クレタイショウマチイチバ」「シンマイ」???
レンタカー屋さんで教えて貰った「クレタイショウマチイチバ」「呉」って広島じゃなかった??
「シンマイ??」「新米じゃないよね??」なんて頓珍漢なことを言いながら携帯で検索、検索
久礼大正町市場は土佐の一本釣りで知られる中土佐町にある市場でした。初日の桂浜へ行った後にも向かいましたが、到着する前に市場の営業が終わってしまい、二日目に再度行ってみることに。
大正町市場に向かう途中に鯨のモニュメントがありました。ここ宇佐しおかぜ公園は、ホエールウォッチングの出航場所になっているそうです。
鯨の上にはトンビが悠々と飛んでいます。
海も穏やかでいい天気です。
久礼大正町市場は漁港近くの住宅地の中にあり、ぐるぐると迷いやっとたどり着いたと思ったら、先ほどまであんなに穏やかないい天気だったのに大粒の雨が降ってきました。
「シンマイ」とはクロマグロ稚魚の事を言い、食べられる時期も捕っていい量も決まっているそうです。地元の人にも人気でとても美味しいんだとか
カツオがあれだけ美味しかったのだから是非食べてみたいと向かいましたが、わたしたちが訪れた日はシンマイの入荷がなく、残念ながら見ることも食べることもできない幻の魚となりました。
市場の中には地域ネコが何匹もいて、おっとりと昼寝をしている姿を見かけました。近づいても逃げるわけでもなくのんびりです。
久礼大正町市場のすぐ近くには『道の駅なかとさ』があり、こちらでも魚を買い捌いてもらい、その場で食べることができるようです。
高知のご当地スーパーSUNNYMART
2日目のお昼は、1時半にはレンタカーを返却しなければならない事もあり、高知のご当地スーパーSUNNYMARTで地元のお惣菜を購入してフードコートでいただきました!
酢飯に鯖のほぐし身と、きゅうり、茗荷、大葉が入った混ぜご飯が絶品!
料理上手の友だちは、自宅に戻り参考にするそうです。さすがだわ。
その地方ならでの食材を探したりも、楽しいですよね。
高知土産
『土佐山村のゆずづくし』と『海洋深層水をつかった塩けんぴ』『関東では手に入らなくなったカール』『人のよろしさ』いう名前のお菓子を買いました。
『人のよろしさ』はもっちりとした生地にみるくあんのやさしいおまんじゅうでした。
「野宿 わが手 わが足 われにあたたかく寝る」「山のよろしさ 水のよろしさ 人のよろしさ」
詩人、種田山頭火が四国遍路に行った際にうまれた詩からとった名前だそうです。
箱の中に入ったリーフレットも素敵です。
帰りの便は高知発15時10分、あっと言う間の二日間でしたが、こころも体もリフレッシュでき、楽しい旅行となりました。
飛行機の窓から見える雲は、雪でできた世界のようでした。
サヨナラ コウチ マタイツカ
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